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AlmaLinux 9 ・ 問題発生と対策検討

ポート443競合によるサービス衝突

Rocky LinuxのWebサーバーとHeadscaleが、同じWAN:443ポートを取り合う問題の解決策検討

目次

  1. 現状の衝突
  2. 3つの解決策
  3. 推奨:解決策①+③の組み合わせ
  4. 結論:最もシンプルな解決策

現状の衝突

Rocky Linux(DMZ)は既存のWeb・メールサービスのため、外部公開ポート :80/:443 を変更できません。一方でHeadscale(SERVER内・192.168.2.13)を外部公開するにも、同じ:443ポートが必要になり、正面から衝突します。

WAN
インターネット
:80 / :443
:443
Rocky Linux(Web)既存サービス・変更できない
Headscale(必要)192.168.2.13 を外部公開したい
⚡ 競合! 同じWANポートを2つのサービスが同時に必要としている(どちらか一方しか受信できない)

解決策は3つあります。優先度順に評価します。

3つの解決策

2

SNIルーティング(同じ443を使い分ける)

Nginx/HAProxy で TLS の SNI ヘッダーを見て振り分けます(web.* → Rocky Linux/hs.* → Headscale:8080)。

追加のVM/コンテナが必要複雑度が増す

推奨:解決策 ① + ③ の組み合わせ

VIP: WAN:8443192.168.2.13:8080

config.yaml を2箇所変更します:

server_url: https://hs.yourdomain.mydns.jp:8443   # ← ポート番号を追加
listen_addr: 0.0.0.0:8080

クライアント接続時も同様です:

sudo tailscale up --login-server https://hs.yourdomain.mydns.jp:8443

結論:最もシンプルな解決策

既存環境を一切変えたくない場合の最短手順です。

変更箇所内容
FortiGate VIPWAN:8443 → 192.168.2.13:8080 を追加(既存の :80/:443 はそのまま)
config.yamlserver_url と tls_cert_path を手動証明書方式に変更
certbotRocky Linux 上で --dns オプションでDNS-01証明書を取得し共有
クライアント--login-server に :8443 を追記するだけ

Rocky Linux側は無変更

Rocky Linux側のWeb・メールの設定は一切触らずに済みます。実際の構築手順は「ゼロトラスト基盤構築ガイド(v5決定版)」のPhase 4(Caddyリバースプロキシ)にまとめてあります。v5では本ページの検討を踏まえ、Caddyを使ってさらにシンプルな形(ポート追加ではなくホスト名ベースの振り分け)に発展させています。

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